スマホでペットをかわいく撮る
7つのコツ【初心者向け】
高いカメラがなくても、大丈夫。いつものスマホでも、ちょっとしたコツを知っているだけで、ペットの写真は見違えるほどかわいくなります。この記事では、今日の散歩からすぐ試せる7つのコツを、初心者向けにまとめました。
コツ1: その子の目線までしゃがむ
いちばん効果が大きいのに、いちばん忘れがちなのがこれです。立ったまま撮ると、どうしても「上から見下ろした記録写真」になります。膝をつき、スマホをその子の目の高さまで下ろしてみてください。それだけで、まるでその子の世界に招待されたような、生きた一枚になります。
床にスマホを置くくらい低くして撮ると、いつもの部屋が広い草原のように写ることも。まずは今日、しゃがむことだけ覚えて帰ってください。
コツ2: 光は「窓のそば」と「順光」
写真の質を決めるのは、カメラの性能より光です。室内なら、昼間の窓のそばがいちばんのスタジオ。やわらかい自然光が毛並みをふんわり見せてくれます。夜の蛍光灯の下は、色がにごりやすいので実は難易度が高めです。
屋外では、太陽を自分の背にして撮る「順光」が基本。逆光だと顔が真っ黒につぶれてしまいます(ただし夕方の逆光は、毛のふちがきらきら光るドラマチックな一枚になるので、慣れたら挑戦を)。
コツ3: 連写を惜しまない
ペット撮影はプロでも一発勝負では撮りません。シャッターボタンを押しっぱなしにすると連写できる機種がほとんどです(iPhoneはシャッターを左へスライド)。10枚、20枚と撮って、あとからベストの1枚を選ぶ。これが正解です。
動きの速い子、表情がころころ変わる子ほど、連写が効きます。フォルダが写真だらけになりますが、選んだあとに消せば大丈夫。奇跡の一枚は、数の中からしか生まれません。
コツ4: おやつと音で目線をもらう
カメラ目線がほしいときは、スマホのすぐ上におやつを持って構えます。もう片方の手が塞がるのが難点なので、家族に協力してもらうか、おやつをスマホに軽く当てて音を出すのも手です。
音の出るおもちゃや、口で鳴らす「チッチッ」という音も有効。ただし何度も使うと飽きられるので、ここぞの一瞬にとっておきましょう。名前を呼ぶのは最後の切り札です。
コツ5: 背景を2秒だけ片づける
せっかくのかわいい表情も、背景に洗濯物やコード類が写り込むと台無しに。撮る前に2秒だけ、フレームの中を見渡してください。ソファの上、無地の壁の前、カーテンの前など、「ごちゃごちゃしていない場所」に誘導するだけで、ぐっと写真らしくなります。
散歩中なら、緑の芝生や土の道は最高の背景です。花壇の前は季節感も出て一石二鳥です。
コツ6: ポートレートモードは「少し離れて」
背景をふわっとぼかしてくれるポートレートモードは、ペット撮影と相性抜群です。コツは、被写体から1〜2メートルほど離れること。近すぎるとモードが働かなかったり、耳やひげのふちが不自然にぼけたりします。
うまく撮れると、まるで一眼レフのような仕上がりに。おすわりが得意な子なら、ぜひ試してみてください。
コツ7: 「いい写真」を決めるのは表情
構図や光を頑張っても、最後に写真の価値を決めるのは、その子の表情です。笑っているように見える口もと、遊びに夢中の真剣な瞳、眠くてとろんとした目。技術的に完璧な写真より、「らしさ」があふれる一枚のほうが、何年経っても見返したくなります。
だから、失敗写真もすぐに消さないでください。ブレていても、はみ出していても、表情が良ければそれは宝物です。
覚えておきたい2つの基本操作
グリッド線を表示する
設定でカメラの「グリッド」をオンにすると、画面が9分割の線で区切られます。この線の交点あたりに顔を置くと、それだけで構図が安定します(三分割法と呼ばれる基本テクニックです)。中央にどんと置く「日の丸構図」も、ペット写真では堂々とかわいいので、両方試してみてください。
画面をタップして明るさを合わせる
撮影画面でその子の顔をタップすると、そこにピントと明るさが合います。逆光気味で顔が暗いときは、タップ後に表示される太陽マークを上へなぞると明るく調整できます(iPhone・Androidともほぼ同じ操作です)。この一手間で、失敗写真が激減します。
シーン別・ワンポイント
寝顔を撮るとき
シャッター音で起こさないよう、少し離れてズームで。窓からの光が顔に当たる角度を探すと、まつ毛や毛並みまでやわらかく写ります。無音カメラ機能がある機種なら活用を。
ごはん・おやつ待ちのとき
ペット撮影界いちばんの集中タイムです。目がきらきらして、耳がぴんと立つ瞬間を連写で。お皿を持つ人と撮る人で分担すると成功率が上がります。
お散歩のとき
歩きながらの撮影はブレの元。いったん立ち止まり、リードを短く持って安全を確保してから撮りましょう。信号待ちや休憩中が狙い目です。
おもちゃで遊んでいるとき
動きが速いシーンは、追いかけず「待ち伏せ」が正解。おもちゃが飛んでくる位置にカメラを構えておいて、その子が入ってくる瞬間を連写します。
撮れたら、その一枚をもっと楽しむ
お気に入りの一枚が撮れたら、スマホの中に眠らせておくのはもったいない。待ち受けにする、印刷して飾る、家族に送る。そして、やさしい水彩風のイラストにしてみる、という楽しみ方もあります。
イラスト映えする写真の選び方はこちらの記事で解説しています。今日撮ったばかりの一枚が、世界にひとつの作品になるかもしれません。
撮ったあとの「選ぶ習慣」まで含めて撮影です
連写をすすめた手前、最後に整理の話も。撮りっぱなしでフォルダに数千枚たまると、せっかくの奇跡の一枚が埋もれてしまいます。おすすめは、その日のうちにベストだけ「お気に入り(ハートマーク)」を付ける習慣です。
1日1枚でも、1年で365枚のベスト盤ができあがります。年末に見返す楽しみができるうえ、印刷やイラスト化の候補を選ぶときも、このお気に入りフォルダから選ぶだけ。撮る→選ぶ、までがセットになると、写真は一気に「資産」になります。
よくある質問
カメラアプリは何を使えばいいですか?
まずは標準のカメラアプリで十分です。多機能なアプリより、サッと起動してすぐ撮れることのほうが、ペット撮影でははるかに重要です。ロック画面からカメラを一発起動する方法(iPhoneは長押し、Androidは電源2度押しなど)を覚えておくと、チャンスに強くなります。
フラッシュは使ってもいいですか?
基本はオフをおすすめします。目が光って写る(赤目・緑目)だけでなく、突然の光に驚いてしまう子もいます。暗い場所では、フラッシュより明るい場所への移動を優先しましょう。
加工アプリで明るく補正してもいいですか?
明るさやトリミングの調整は、どんどん使って大丈夫です。撮影時に多少暗くても、あとから+1段明るくするだけで印象が変わります。ただし色味を大きく変えるフィルターは、毛色の記録という意味では控えめがおすすめです。
シニアの子を撮るときの注意はありますか?
体勢の無理をさせないことがいちばんです。寝ている姿、座っている姿など、その子が楽な姿勢のまま、こちらが動いて角度を探しましょう。今日のその子がいちばん若い日。気負わず、日常のままを残してあげてください。
どうしてもカメラを向けると逃げられます
スマホを構える動作自体に警戒している場合が多いです。まずはスマホを持ったまま遊んだり撫でたりして、「スマホ=怖くないもの」に慣らすところから。望遠(2倍ズーム程度)で少し離れて撮るのも有効です。
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