結婚式にうちの子を。
ウェルカムボードとペット演出
人生の晴れ舞台に、家族であるうちの子も参加させたい。その願いを叶える方法は、実はいくつもあります。当日同伴できる式場での演出から、同伴できなくても主役級の存在感を放つウェルカムボードまで。この記事では、結婚式×うちの子のアイデアと、実務的な注意点をまとめました。
参加の形は2ルート: 「同伴」と「ビジュアル出演」
結婚式へのうちの子の参加には、大きく2つのルートがあります。ひとつは、ペット同伴可の式場で当日一緒に過ごす同伴ルート。もうひとつは、ウェルカムボードやペーパーアイテムに写真・イラストで登場してもらうビジュアル出演ルートです。
同伴の可否は完全に式場しだいで、対応している式場は年々増えているものの、まだ限られているのが実情です。検討するなら、式場探しの条件に最初から入れておくのが近道です。この記事では両ルートを紹介しますが、どんな式場でも確実に実現できるビジュアル出演、特にウェルカムボードを中心に解説します。
同伴演出の代表例と、式場への確認ポイント
同伴可の式場で人気の演出には、リングドッグ(指輪を運ぶ大役)、バージンロードの同行、挙式後の集合写真への参加、ガーデンでのお披露目タイムなどがあります。どれも、ゲストの記憶に強く残る名場面になってくれます。
- 同伴範囲 … 同伴できるのは挙式のみか、披露宴も可能か。控え室や待機場所は用意されているか。
- 当日のお世話体制 … アテンド(シッター)の手配が必要か、家族に頼むのか。
- ゲストへの配慮 … 動物が苦手な方・アレルギーの方への事前案内を招待状で。
- その子の性格との相性 … 大勢の人と大きな音の空間です。人混みが苦手な子には、無理をさせない判断も愛情です。
ウェルカムボード: 確実に叶う主役出演
ウェルカムボードは、受付でゲストを最初に迎える、いわば式の顔となるアイテムです。ここにうちの子が登場すれば、当日同伴できなくても、その子は間違いなく式の一員になれます。ゲストの緊張をほぐし、会話を生む名アイテムにもなります。
デザインの型は主に3つ。ふたりとその子の写真を使うフォト型、その子のイラストを主役にするイラスト型、そして写真とイラストを組み合わせるミックス型です。
イラスト型ウェルカムボードの強み
ウェルカムボードにイラストが選ばれるのには、実務的な理由があります。まず、会場の雰囲気になじむこと。水彩のやわらかいタッチは、ナチュラル系からクラシカルな会場まで幅広く調和します。
次に、文字との相性。「Welcome to our Wedding」などの文字やおふたりの名前・日付と、イラストはデザインとして美しくまとまります。そして式後の使い道。写真ボードより生活感が出ないイラストボードは、そのまま新居のインテリアとして飾り続けられます。式の一日だけでなく、新生活をずっと見守る一枚になるのです。
入稿データの実務: サイズと解像度
ボードを印刷で作る場合、データの仕様確認が仕上がりを左右します。ウェルカムボードの定番サイズはA3〜A2程度。この大きさにきれいに印刷するには、高解像度のデータが必要です。
目安として、印刷サイズの実寸で350dpi前後(A3サイズなら長辺4900ピクセル程度)の解像度が理想とされています。イラストをオーダーする場合は、申し込み時に「A3のウェルカムボードに使いたい」と用途を伝えて、対応可能なデータサイズを確認しておきましょう。SNS用の小さな画像を引き伸ばすと粗が出るので、必ず大きな元データで入稿を。
ウェルカムボード以外のビジュアル出演先
- ペーパーアイテム … 席次表やメニュー表のワンポイントとして、小さくその子のイラストをあしらいます。
- プロフィールムービー … おふたりのこれまでの歩みの中に、家族としてのその子の写真を織り込んでいく定番演出です。
- 受付サイン・案内板 … 「こちらへどうぞ」の案内役をその子のイラストに任せると、会場のあちこちに和みが生まれます。
- プチギフトのタグ … 見送りのギフトにその子のイラストタグを添えれば、最後の挨拶までその子と一緒です。
同伴が叶わなくても、できることは多い
式場の都合やその子の性格で同伴を見送る場合も、がっかりしすぎないでください。前撮り(ロケーションフォト)にその子と参加する、式当日の朝に自宅でウェディング衣装のスリーショットを撮る、後日ドレスと和装でフォトウェディング風の家族写真を撮る。
式そのものへの同伴だけが参加ではありません。むしろ落ち着いた環境での前撮りのほうが、その子の自然な表情が残せることも多いのです。
制作スケジュールの目安
イラストのオーダーからボードの印刷・額装までを考えると、式の2〜3ヶ月前には動き始めるのが安心です。挙式準備の佳境と重ならないよう、早めに済ませておける準備でもあります。
イラストの元になる写真は、明るい場所で撮れた、顔がはっきりわかる一枚を選びましょう。ふたりとその子のスリーショットから描き起こす場合は、それぞれがよく写った複数の写真からの制作が可能かも、依頼先に相談してみてください。
よくある質問
亡くなった子も、ウェルカムボードに入れられますか?
もちろんです。旅立った子と今の子を一枚のイラストに並べる、思い出の子をワンポイントで添える。「あの子も一緒に祝ってくれている」形は、多くのおふたりが選んでいる、あたたかい表現です。写真が古くても、イラストなら自然に仕上げられます。
手作りとオーダー、どちらがいい?
工作が得意なおふたりなら、印刷した写真やイラストを台紙にレイアウトしていく手作りボードも、あたたかい味があります。仕上がりの確実さと当日の見栄えを優先するなら、イラストをオーダーして印刷店で額装まで仕上げる流れが安心です。予算と時間と得意分野で選んでください。
式場に「ペットの絵は式の雰囲気に合うか」と聞かれました
ご安心ください。水彩タッチの上品なイラストなら、フォーマルな会場でも浮かずになじんだ実例が多くあります。不安なら、作例やラフを式場プランナーさんに見せて相談を。おふたりの家族構成を表現するものとして、堂々と飾ってよいアイテムです。
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