ペットの月命日・命日はなにをする?
過ごし方のヒント
毎月めぐってくる、あの子が旅立った日と同じ日付。「月命日には、何かしてあげたほうがいいのかな」。そんな気持ちになったときのために、この記事では月命日・命日の過ごし方のヒントをまとめました。最初にお伝えしたいのは、何もしなくてもいい、ということ。そのうえで、したくなったときの選択肢をご紹介します。
月命日と命日、言葉の整理
命日(祥月命日)は、旅立った月日と同じ、年に一度の日。月命日は、旅立った日と同じ日付の、毎月の日です。たとえば4月10日に見送ったなら、毎年4月10日が命日、毎月10日が月命日になります。31日に見送った場合、31日のない月は月末を月命日とするのが一般的です。
人の場合は月命日にお墓参りやお参りをする習慣がありますが、ペットについては、そもそも決まった習わし自体がありません。だからこそ、あなたとあの子らしい過ごし方を、自由に決めていいのです。毎月でも、数ヶ月に一度でも、思い出したときだけでも。頻度もすべて自由です。
大前提: 「しなければ」と思わなくていい
月命日が近づくと気持ちが沈む、という方は少なくありません。カレンダーがその日を思い出させて、悲しみがぶり返す。それは自然なことです。
つらい月は、何もしなくて構いません。気づいたら月命日が過ぎていた、という月があっても、薄情でも何でもありません。あの子への想いは、日付で測れるものではないからです。ここから紹介する過ごし方は、「したくなった日」のための引き出しとして読んでください。
過ごし方のヒント
お気に入りだったものをお供えする
好きだったおやつ、よく遊んだおもちゃ。月命日だけの特別なお供えを決めておくと、その日が「あの子とのお約束の日」になります。お供えしたおやつは、あとで下げて処分して構いません。気持ちを向けた時間そのものが、お供えの本体です。
お花を替える
月命日を、メモリアルコーナーのお花を替える日にする方は多くいます。月に一度、季節の花を選ぶ時間は、花屋さんで「あの子に似合う色はどれかな」と考える、静かで豊かな時間になります。
飾っている写真やイラストを替える
毎月、飾る一枚を替えるのもすてきな習慣です。今月は子犬時代、来月は旅行の写真。フレームひとつあれば始められて、月ごとに違う表情のあの子に会えます。写真がつらい時期は、やわらかなイラストから始めるのもよいと思います。
思い出を話す時間をつくる
夕食のとき、家族で「あの子の話」をする。それだけで立派な月命日の過ごし方です。あんなことがあったね、と笑って話せる思い出がひとつ増えるたび、悲しみの中にあたたかさが混ざっていきます。一人暮らしの方は、写真を見ながら心の中で話しかけるだけでも、十分すぎるほどの供養です。
いつもの散歩道を歩く
一緒に歩いた道を、同じ時間に歩いてみる。季節の移り変わりを感じながら、「ここでいつも立ち止まってたね」と思い出す時間は、少し切なくて、でも確かにあたたかいものです。歩けるようになるまで時間がかかっても、大丈夫です。
小さな習い事のように「その子のための時間」をとる
月命日の夜だけ、10分間その子のアルバムを見る。月命日の朝だけ、少し丁寧にお茶を淹れてコーナーの前で飲む。決めごとは何でもよくて、「あの子のために取り分けた時間」であることが大切です。忙しない毎日の中で、月に一度の静かな10分は、あなた自身のための時間にもなります。
SNSで思い出を投稿する
月命日に合わせて、思い出の写真を一枚投稿する方も増えています。同じ経験をした方からのあたたかいコメントが支えになることもあれば、「今月も投稿できた」という小さな達成感が前へ進む力になることもあります。もちろん、公開せず自分だけのアルバムアプリに追加していく形でも構いません。
命日(一年の節目)の過ごし方
年に一度の命日は、月命日より少しだけ特別に過ごす方が多いようです。家族が集まって思い出のアルバムを開く、その子の好物だったものを家族で食べる、新しいお花とお供えで一角を整える。
一周忌、三回忌といった数え方にこだわる必要はありませんが、「一年がんばって過ごせたね」と自分たち自身をねぎらう日として使うのも、命日のよい過ごし方だと思います。
子どもと一緒に過ごすなら
小さなお子さんがいるご家庭では、月命日を「あの子にありがとうを言う日」として一緒に過ごすのがおすすめです。お花を一輪選んでもらう、絵を描いてもらう、好きだったところを一つずつ言い合う。
子どもにとって、悲しみを表現する機会があることはとても大切です。大人が涙を見せることも、悪いことではありません。「悲しいのは、大好きだったからだよ」と伝えられる、大事な時間になります。
気持ちの変化とともに、形も変わっていい
最初の数ヶ月は毎月欠かさずお供えをしていたのに、だんだん忘れる月が出てきた。それは、忘れたのではなく、悲しみとの付き合い方が変わってきたということです。後ろめたく思う必要はまったくありません。
月命日から季節の節目だけに、やがて命日と誕生日だけに。頻度が変わっても、想いの深さは変わりません。あの子もきっと、あなたが笑って暮らしていることの方を喜ぶはずです。
よくあるご質問
月命日を忘れてしまい、罪悪感があります
忘れられるようになったことは、回復の証でもあります。思い出した日に「ごめんね、元気にしてるよ」と心の中で声をかければ、それで十分。あの子との関係は、日付に縛られるほど浅いものではないはずです。
お供えのおやつは、どう処分すれば?
決まりはありませんが、翌日ごろに下げて、感謝して処分する方が多いようです。「お下がりを家族でいただく」文化に倣って、人が食べられるお菓子をお供えして家族で食べる、という形も素敵です。
命日が近づくと涙が止まりません。異常でしょうか?
命日反応といって、節目の日に悲しみが強くなるのは、多くの方が経験する自然な反応です。無理に元気に振る舞わず、その日は好きなものを食べる、早めに休むなど、自分をいたわる予定にしてしまいましょう。つらさが日常生活に長く影響する場合は、一人で抱えず、信頼できる人や専門の相談先に話してみてください。
思い出の一枚を、
イラストでお作りしています
お写真をもとに、やさしい水彩風のイラストをお作りします。
初めての方には、1枚無料でお渡ししています。
気持ちの整理がついたときに、ゆっくりご利用ください。
費用は0円・メールで完結気に入らなければ受け取り不要
あわせて読みたい


