ペットと引っ越し。
変化をやわらげる工夫と残したい記録

写真文化・記録

水彩風で描いたミニチュアダックスフンドのイラスト

引っ越しは、人にとっても大仕事ですが、事情のわからないペットにとっては、ある日突然世界が変わる大事件です。この記事では、その子の不安をできるだけ小さくする工夫と、意外と忘れがちな「旧居での思い出の残し方」、そして引っ越し後の手続きの基礎知識をまとめました。

引っ越し前: 旧居の思い出を撮っておく

荷造りに追われる時期こそ、忘れずにやってほしいことがあります。今の家での、その子の日常を撮っておくことです。引っ越してから「あの窓辺の写真、もっと撮っておけばよかった」と気づいても、旧居にはもう戻れません。

  • お気に入りの定位置 … いつもの窓辺、ソファの指定席、日なたぼっこスポット。その子の「城」を記録に。
  • いつもの散歩道 … 毎日歩いた道、お気に入りの公園、なじみの曲がり角。最後の散歩は、少し長めに。
  • 部屋全体とその子 … 引きの構図で、暮らしの風景ごと。生活感も含めて、数年後の宝物になります。
  • ご近所の仲良し … 散歩仲間の子やなじみの人と、お別れの一枚を。

段ボールの山で遊ぶ姿も、引っ越し期だけの限定ショットです。猫にとって段ボールの山は遊園地そのもの。荷造りの合間に、スマホを向ける余裕を少しだけ残しておいてください。

引っ越し当日: その子の居場所を決めておく

当日は、人の出入りとドアの開放が続きます。いちばんの心配は、パニックによる脱走です。作業のあいだは、最後に荷物を出す静かな部屋にケージごと隔離するか、可能ならペットホテルや知人宅に預けるのが安心です。

移動はキャリーやクレートで、普段使っているタオルや毛布を敷いて「いつものにおい」と一緒に。長距離の移動になる場合は、休憩と水分、温度管理に気を配りましょう。車酔いしやすい子は、事前にかかりつけの獣医師さんに相談しておくと安心です。移動そのものの記録写真は、落ち着いてからの1〜2枚で十分です。

水彩風で描いたチワワのイラスト
いつものにおいのするものが、移動と新生活の心の支えになります。

新居: 「いつもの物」から広げていく

新居に着いたら、まず一部屋だけを その子のベースキャンプにしましょう。使い慣れたベッド、トイレ、ごはん皿、おもちゃを先に配置して、「においのある安全地帯」を用意します。新品への買い替えは、新生活に落ち着いてからで十分です。

探索は、その子のペースに任せて少しずつ。猫は数日〜数週間、部屋の隅や家具の裏に隠れて出てこないこともありますが、多くの場合は時間が解決してくれます。ごはんを食べて、トイレができていれば、まずは合格点。焦らず見守りましょう。

新生活の「初めて」を記録する

不安の話が続きましたが、引っ越しは新しい記録の始まりでもあります。新居に初めて足を踏み入れた瞬間、初めての探索、新しい定位置が決まった日、新しい散歩道デビュー。

旧居の「いつもの窓辺」と、新居の「新しい窓辺」。この2枚を並べると、その子の人生の章がわりが一目でわかる、特別なアルバムページになります。引っ越し記念日を、うちの子記念日のひとつに加えるのも素敵です。

慣れるまでの日々も、記録する価値がある

新居に慣れるまでの数日〜数週間は、心配な時期であると同時に、あとから見るととても貴重な記録期間です。ソファの裏から顔だけ出している警戒期、初めてリビングの真ん中で寝た日、新しい窓辺を定位置に認定した瞬間。

保護っ子を迎えたときのビフォーアフターと同じで、「慣れていく過程」は並べてこそ物語になります。1日1枚、無理のない距離からそっと。新居攻略の記録は、その子の適応力への敬意の記録でもあります。

旧居との「お別れ儀式」もおすすめ

退去の日、空っぽになった部屋で、その子と最後の一枚を撮る。この「お別れ写真」を撮っておくご家庭は、意外と多くあります。がらんとした部屋は寂しくもありますが、「ここでたくさん暮らしたね」という感謝の締めくくりになります。

人にとっても、ペットと一緒に部屋にありがとうを言う時間は、引っ越しの慌ただしさの中の、小さな区切りの儀式になってくれます。

手続きの基礎知識(犬の場合は必須です)

犬と引っ越した場合は、住所変更の手続きが法律で定められているので必ず行いましょう。市区町村をまたぐ引っ越しでは、新しい市区町村の窓口で登録の変更手続きを行います(旧居の鑑札を持参するのが一般的です)。同じ市区町村内でも、住所変更の届出が必要です。

また、マイクロチップを装着している犬猫は、登録情報の住所変更もお忘れなく。迷子になったときに家へ帰ってこられるかどうかは、この登録情報が最新かどうかにかかっています。あわせて、迷子札の住所・電話番号の書き換え、新居近くの動物病院探しも、早めに済ませておくと安心です。

新居に慣れた記念に、一枚のイラストを

新生活が軌道に乗ったら、新居でのベストショットを一枚、イラストにして飾るのはいかがでしょうか。新しい部屋の壁に、新しい暮らしのその子。引っ越しの記念であると同時に、「この家もうちの子の家になった」という宣言のような一枚になります。

新居のインテリアに合わせたやわらかな水彩イラストは、殺風景になりがちな引っ越し直後の壁の、最初の飾りにもぴったりです。うちのこびんでは初めての方限定で1枚無料でお作りしています。

よくある質問

引っ越し後、ごはんを食べません。どうすれば?

環境の変化で一時的に食欲が落ちる子は少なくありません。静かで落ち着ける場所で、使い慣れた食器を使って、いつものフードをあげてみてください。数日様子を見ても食べない場合や、ぐったりしている様子があれば、早めに動物病院へ相談してください。特に猫の長期間の絶食は体に負担が大きいとされるので、無理せず専門家を頼りましょう。

旧居の思い出の写真、どう整理すればいいですか?

「旧居アルバム」をひとつ作って、旧居時代のベストショットをまとめておくのがおすすめです。章がわりで区切られたアルバムは、あとから見返すときの物語性が段違いです。整理のコツは写真整理の記事をどうぞ。

賃貸の新居で、飾りをどこまでやっていいか不安です

壁に穴を開けない飾り方が、いまはたくさんあります。マスキングテープ、はがせるフック、立てかけスタイル。賃貸OKの飾り方だけを集めた飾り方の記事が、そのまま使えます。

初めての方限定

うちの子のイラスト
1枚無料でつくります

お気に入りの写真を3枚送るだけ。3枚ぜんぶイラストにして、
お気に入りの1枚を透かしなしでプレゼントします。

無料プレゼントをくわしく見る

費用は0円・メールで完結気に入らなければ受け取り不要